ブログ - mono語り雑貨
昭和初期のノリタケ カップ&ソーサー 日陶 日本陶器会社
梅雨明け宣言の出ないまま、連日猛暑が続いておりますが、
いかがお過ごしでしょうか。
天気予報を見ていると気温で色分けされた日本列島は真っ赤で、
これから先の長い夏が思いやられます。
過ごしにくい季節、どうぞご自愛ください。
片づけ作業の折、カップボードの奥に収納していた日陶のカップ&ソーサーを
久々にじっくりと眺めることになりました。
文様は花唐草の東洋風ですが、なかなかにポップな色合い。モダンな印象です。
バックスタンプは月桂樹-日陶印。
1935年(昭和10年)国内向の製品です。
バックスタンプは製品の生まれた年代を教えてくれる頼もしい存在です。
多くの場合、裏印から情報を得て文様や形を確かめます。
これは紛れもなく戦前の品ですが、「戦前の製品」という呼び名はピンと来ない時代になりつつあるようです。
このC&Sもあと十数年でアンティークになります。
時の流れは案外早いものなのかも知れません。