ブログ - mono語り
粋なぐい吞み 山田晶 猩々緋 酒盃
山田晶氏作、「猩々緋」の酒盃。
氏の赤を主体とする花器や他の酒盃に比べて緋の色が控えめなのもまた美しいと思う。
口元に紅を引いたような風情がある。
さて、この「猩々緋」とは・・・?
「ショウジョウヒ」と読むのですが、お能、日本舞踊、中国文学などに造詣の深いお方には
馴染のあることながら、
当方は柿右衛門の酒器の文様から入りました。
猩々とは顔だけでなく、毛色の赤の猿のような中国の生き物であるとのこと。
そして、日本の伝統的な赤色として「猩々緋」があるそうな。
この酒盃の魅力は黒と赤の対比・・・。
ぐい吞み好きには心惹かれる一品です。