ブログ - mono語り
椅子について思う。
多摩川線に乗る機会があって、矢口ノ渡駅でこんな椅子に遭遇した。
多摩川アートプロジェクト、名和晃平氏の作品であると壁の銘板で知る。
先品タイトルは「stool」
世の中の動向に疎い身であるが故に、プロジェクトの存在も知らずにいたから、
素のまんまの心にストレートに響いた。
木のスツールが樹脂に包まれて新たなスツールとして存在している。
不思議な感覚。
写メを撮り終わると間もなく年配の男性がスッと腰かけた。
残念! 先を越されてしまった・・・。
かたや、こちらはNYの地下鉄ホーム脇に設置されたベンチ。
木を組み合わせただけの素朴なものだけれど、
何となく気になって仕方がなかった。
「座る」という目的のために
無現の機能美が生み出されていることを改めて思う。