ブログ - mono語り
1/25 日本民藝館へ。
数年ぶりに日本民藝館へ。
建物は柳宗悦氏が設計し、1936年に開設されたたもの。
この建物は、いつ訪れても視野に入るだけで、心弾み、同時にゆったりとした安らぎを覚えます。
創立80周年特別展は「柳宗悦と民藝の作家たち」。
展示室は「柳宗悦の仕事」、「バーナード・リーチの仕事」として部屋ごとに展示され、
作品の詳細な解説はない。
それもまた素直な心で鑑賞すると言う点では利にかなっているような気がしているし、
著作を読んでは訪れる楽しみがたくさん残されている。
今回の「柳宗悦と民藝の作家たち」は二階の大展示室での展示で、
中央に柳宗悦氏が使用したイギリスのゲートレッグテーブルと椅子が設置されていた。
これがまた年季が入って趣がある。
テーブル上には作家たちの器が展示され、テーブルに馴染んで質感を際立たせる。
本来置かれるであろう所にある器たち。
展示ケースのガラス越しに鑑賞するよりも、空間を共有していると言う実感が湧くものでした。
民藝の美を堪能した冬の一日となりました。